いきあたりばっ撮り

カメラを抱いた渡り鳥

ヘラサギ15羽クロツラ5羽の干潟渡り

北の河口で越冬していたヘラさぎとクロツラヘラサギの群れも、冠羽が次第に夏羽の黄金色に変わり始めた。

でも、わたしの狙いはまだまだ群れの飛翔だ。

青い海の上、青い空をバックに飛ぶ白いサギの群れは、わたしの鳥見の一番の醍醐味だ。

夢と現実の境が朧な老ウォッチャーにとっては白昼夢なのかもしれない。

滅多にこんな光景に出会うことはないけれど、ただ当たりをつけて待っている間にも、十分な充足感がある。

飛ばなくても、撮り逃しても、まだまだチャンスはあるはずだと信じている。