いきあたりばっ撮り

カメラを抱いた渡り鳥

コマドリが呼んでいる

年寄りの冷や水というけれど、本当に隠し水は遠くなった。

標高971mのここまで岩だらけの登山道を駐車場から30分以上かけて登ってこなくてはならない。

去年までは散歩がてらにきていたのに、老化と痛風発作のたびに歩かないとすぐ歩行能力が落ちてしまう。

いきなり地面が近づいてくる。

スローモーションのように感じるのだが手も足も出ない。

レンズと顔だけは守りたい。

でもコマドリがいてくれるなら這ってでも登らなければならない。

待つ待たないはコマドリの勝手、だいせんじがけだらなよさ。