冬の鳥見の定番といえばユキルリだ。
冬鳥ならばなんとしても雪とコラボして欲しい。
やっと積ったらしいので恐る恐る坊主山に出かけると、轍の跡がえらく多い。
同じ穴のムジナかと思ったら誰もいない。
上まで登ったらテレビ中継基地の工事だった。
これでは林道を塞ぐわけにはいかないので、水場に車をおいて、手持ちでルリビタキを待った。
ルリビタキは出てくるが、雪のない落ち葉の上ばかり。
折良くやって来た名人にいうと、ちょうど明日のお客さん用にレストランを準備するという。
しばらくすると、贔屓の丸太を止り木にして、落ち葉を掻いただけのレストランにルリちゃんが首尾よくやって来始めた。
今年のご託宣は年寄りは寒いところで無理をするなということだった。