いきあたりばっ撮り

カメラを抱いた渡り鳥

イタドリには訳がある

今年は冬鳥が撮れないと嘆いていた。

それをこのように申し分なく撮れるようにお膳立てしてくれたのは、今回も、我々鳥見仲間のリーダーの名人だった。

今年はベニマシコのオスは会えないものと諦めていた。

それを餌場を見つけ、餌のイタドリが尽きる頃から、ひと月せっせと補充して、ついにこのオスを誘い出してくれた。

この赤い鳥を名人が物にしたのはつい前日のことだった。

そのショットを見て、わたしはいても立ってもいられず、その場に出向いて待つことにした。

そして必ず出会えると信じて、待つこと5時間、赤い姿を見たときには、涙で視界がぼやけたものだった。

 

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