2023-01-01から1年間の記事一覧
生き餌を食べるから猛禽なんだろうが、バッタやカエルではあまり精悍な感じはしない。 むしろ愛らしい。 人里にいるし、結構近づける。 それでも動きは敏捷なので、こちらも捉えるのに苦労する。 まあ、カメラを適当に向けて連写しとけば、あとはそっちにお…
やっと地元にもタゲリの季節が訪れた。 旬が長いから当分使いまわせる。 そろそろ決定版というようなショットを掲げたいけど、惜しむらく腕も足もついていかない。 所詮鳥見は自己満足ではあるけれど。 継続は力などと言っていられない。
タゲリは1羽でも絵になる。 群れても水面でも葦原でも絵になる。 そして背面でも、腹面でも。 だから交互に並べてみた。 こんなに揃ってないものも何百ショットもあるが、涙を飲んで切り捨てた。 まさかゴミなんていう人はいないと思う。
タゲリはチドリだ。 波の上はシロチドリやハマシギかもしれないが、葦原の上はタゲリの優雅な飛び方がふさわしい。 とかいって、川面や葦の上を群れ飛ぶ姿は初めてだった。 興奮して慌てまくったけれど、1000ショット以上も撮った後にじわじわとうれしさ…
なかなか地元でタゲリに合わない。 隣県の干拓地に行ったのも、ここならタゲリはもう来ているはずだと思ったから。 案の定数十羽の群れが散らばっていた。 幸福感に満たされる。 晩秋の鳥。 白秋の人。
コチョウゲンボウはオスもメスもライファーだ。 やっと今季に会えた。 メスは隣県の干拓で、オスは数日後地元のやはり干拓地で。 最近失うものが多くて意気消沈していたので、なんとなく慰められたような気がするのは不謹慎だろうか。
越冬地に向かうマナヅルのパフォーマンスにどんな意味があるのか。 なんの意味もないただの肩こりの予防法なのかもしれないが、見た目はとても華やかでわたしのエンコへの慰めのように思えた。 去り際にマナヅルはいった。 ”オイ、見料を置いていけよ”
マナヅルのダンスを虚心に楽しむことにした。 そうしたら無心に踊っているかに見えた彼らの魂胆が見えてきた。 なんと大きな土塊を放り上げて、水の上に落としていたのだった。 それが立てる水音で慌てて出てくる虫か何かを捕ろうとしているのではないかしら…
農道の反対側に2羽の成鳥が採餌していた。 その1羽が何かパフォーマンスを始めた。 繁殖期でもないし、背を向けて相手はお構いなしなので求愛ダンスではないだろう。 ああストレッチか。 擬人化して考えてはいけない。 鳥のやることは謎が多い。
群れのいたところから、クリークを挟んで東側の圃場に、2羽の成鳥と2羽の幼鳥がくつろいでいた。 寒くて風が強い日で、車を少しずつ移動しながら撮っていたら、農道の真ん中でバッテリーが上がって動けなくなった。 JAFに来てもらう間、別の車が来たらどう…
遠目にはソデグロヅルに思えたけど、人相がちょっと違う。 1羽だけほぼナベヅルと行動を共にしている白い個体がいた。 ナベヅルの白色個体は珍しいけど時にいることがあるらしい。 黒い部分はマナヅルのようでもある。 そのうち出水に行くだろうから、誰か…
今年は出水の干拓地へのナベヅルの飛来が遅れているという。 暖かい日が続くせいだということらしい。 急に冷え込んできた先日、所用で隣県に向かう途中、横島干拓を覗いた。 広い圃場の遠くにツルの群れが見えた。 ほとんどがマナヅルのようで、少しナベヅ…
ニシキギと知ってたわけではない。 ピラカンサかと思って近づいたらジョウビタキのオスが止まっていた。 これは絵になるとまた撮りまくったがあまり変わり映えしない構図ばっかりでジョビ太に申し訳ない。 お前が悪い。 ちったあポーズを取らんか。
声はすれども姿は見えず、ほんにお前は屁のような、というのが鳥見の常である。 鳥の存在を感知する、それが鳥見の要諦である。 耳は遠く、目は霞んできてはどうしようもないが、声は微かでも、姿はぼやけても、そこはそれ年の功である。 ジョウビタキくらい…
かっこいいんですけど、でも獲物は芋虫なんですぅ。 まあ、常に全力を尽くすということなんだな。 手を抜くということは考えないのが猛禽族の掟。 考えるのが人間。 まあカメラの進歩はありがたいんですけどね。
鳥見のおかげで、わたしの余生はそこそこ前向きなものになった。 少なくとも楽しみな鳥がいる。 結果は問わない。 プロセスでいい。 先延ばしの方が明日がある。 徘徊にも背景にも季節はある。 鳥に出会えれば儲けもの。 さよならしないのも人生さ。
県北の干拓地にはナンキンハゼの木が多い。 その実を食べる鳥がいるはずだと思っているが、ホシムクドリとキジバトとツグミが入っているのは時々見ていた。 近場の公園のナンキンハゼにも何か来ないかとしばらく眺めていたら、結構カラ類やメジロ、ヒヨドリ…
ジョウビタキの先陣の功を逃してしまったので、せめて映える画像でカバーしようと近場の公園を探索した。 おかげで紅葉し白い実をつけたきれいなナンキンハゼに止まってくれたのがものにできた。 旬×旬で2倍くらいの見栄えになったと思う。 ジョウビタキは…
バーダーはハマシギなんぞ目もくれない。 群れで撮っても個々の姿はスルーする。 希少価値がない、季節感がない、絵にならないと無い無い尽し。 でもばったり出会えば凌ぎにはなる。 河口の浜に4、5羽いた。
ミヤコドリの初見は10日ほど前だった、 増えてないかなと見に行ったが、まだ2羽のままだ。 去年は3羽だったし、多い時は6羽もいたからまだ増える可能性はある。 潮も悪くて近づいてくれない。沖の砂洲にも餌はあるのかしらね。
志高湖に鳥を見に行くが、今年はさっぱりだ。 餌付けのコブハクチョウやオオバンはあまり食指が動かない。 湖畔をぶらぶら歩いていたらヤマブドウを見つけた。 湖面に乗り出して何房かもいで口にすると、懐かしい味が広がった。 昔はよく口の中を真っ青に染…
トリノフンダマシというクモがいる。 虫好きなら黙って見過ごすことはないが、如何せん虫嫌いの方が圧倒的に多い。 このオジロアシナガゾウムシという甲虫も鳥の糞の擬態をしているらしい。 8mmの虫にも5分の魂で、そう簡単には食われてはならじと踏ん張っ…
今季も楷の木でのキビタキと美しい実のコラボは叶わなかった。 秋晴れのいい天気が続いたが、陰にいるメスには仇となった。 露光量やシャドウを上げてもコントラストやピンボケが多過ぎたり、被りやシルエットでクリアな絵にできない。 鳥見の悲哀をたっぷり…
2日まだ何種か出入りがあるということだったので、楷の木ポイントに出かけた。 旅鳥はマミチャジナイとキビタキのメスだけだった。 実は十分に残っているが、抜けたものにはそれぞれ渡りのプランや気候の読みがあるのだろう。 キビタキメスののんびりしてい…
一応コラボのつもりなので思わせぶりなタイトルでいいのかなと。 トンボの名前も一応ヒメアカネかなと見当はつけてるけど。 ともかく更新優先のヘタレブログなのだ。 トンボの野郎もなかなかのんびりして飛び立たないので往生する。 待ちくたびれてちょっと…
とにかく歩かないと足腰がすぐ鈍る。 一旦衰えたらもう元には戻らない。 人生は片道切符。 年寄りだけの話。 何でもすぐ身につまされる。 ツマグロヒョウモンは何回目の恋かしら。
千町無田を通ると農道沿いに数羽のノビタキが並んで止まっていた。 遠くにも何羽か見えたので、毎年のことだが小さな群れで通過しているらしい。 セイタカアワダチソウにとまってくれればと思ったが、なかなかいうことを聞かない。 でも数だけはたっぷり撮ら…
楷の木の実は青、赤、黒の3色あってどれが鳥たちの好みかよくわからない。 やはり黒が熟した実のようだが、ゴジュウカラは青い実を食べていた。 鳥が好むのはアクセスと隠れ場所も多いに関係ありそうだ。 他の木の実も同じことが言える。 そして鳥が鳥を呼ぶ…
今年はクロツグミは見られないかと思っていたら、楷の木にしっかり出てくれた。 メスを見たのも久しぶりだ。 もう少し手前に出てくれたら申し分なかったけれど、コラボ感が出てかえってよかったような気がする。 何だって?トホホ感?
オオルリの若も羽を広げて採餌している姿は魅力的なんだが、バックが明るいのと枝被りであまり絵にならない。 もう一度狙えるチャンスがあるといいが、実がなくなる前でなかればなるまい。 成鳥も見たい。