いきあたりばっ撮り

カメラを抱いた渡り鳥

2016-01-01から1年間の記事一覧

塵とはいわせぬアトリ

やはり冬の風物詩はアトリだ。 前回のはあまり鮮明でなかったので、トリミングしてもう一度アップしなければ、たっぷり連射した甲斐がない。 毎日アップしても余るくらいだけど、ほとんどピンがきてないからなあ。 なんぼかクリアなのは使わないともったいな…

近いだけのホシムクドリ

2週間前に県北にホシムクドリやナベヅルが来てるよとの情報をもらってたが、なかなか手が回らなかった。 この祝日にタゲリの様子を見に行くと、ムクドリの群れも飛んでいて、その中にかなりの数のホシムクドリが混じっていた。 センダンの木や畑に下りるが、…

塵ではなくアトリです

県北の刈入れが終わった田んぼにアトリが来ていました。 手持ちで撮ったので、あまりシャープではありませんが、塵に見えなければ幸いです。 去年長野県では何十万羽もの群れが飛来したとか。 どのみちわかるように写せるのは100羽くらいですから、いいで…

いいバーダー、悪いバーダー

カワウは警戒心が強い。 わずかな物音や人の気配で飛び去ってしまう。 カワウがあわてるとほかの鳥もつられて逃げ出す。 バーダーがちゃんとストレスを与えていないか、マナーを守って鳥見をしているかのバロメーターである。 だからといって居座ってヤマセ…

退屈な鳥見

7時前に基地に着くと、もうヤマセミがジャンプ台に止まっていた。 下で別の1羽の鳴き声がする。 すでにスタンバイしていたSさんがもう小一時間このままだという。 水量が多いし、白く濁っているから魚が見えんのじゃろうなという。 準備をして待っていると…

鳥はなぜ生きるのか

鳥はそんなことを考えたりはしない。 なんでこんな苦労をしなけりゃならんのかなんて考えたらとても生きてはいけない。 ただ生き延びることだけに努めればいいようにできている。 ただそううまくいかないようにもできている。 人だって似たようなものだが、…

カワガラスのレクイエム

自分のことを週末バーダーというのは止めようと思う。 何か言い訳めいているように思えるからだ。 真摯に取り組んでいる仲間に後ろめたい。 世話になるばかりで返せるものがない。 せめてまともに取り組む姿勢だけでも見せなければ。 いつまでも後塵を拝する…

ヤマセミ基地の朝

ヤマセミのような白い部分が相当あるような鳥は、周辺部で露出を決めると白飛びしてしまう。 日の出前から基地にこもっていると、明るさが目まぐるしく変わるので、なかなか露出を決めるのがむつかしい。 だから写せるかどうかは別にして、露出のトレーニン…

タゲリのねぐら

鳥にはねぐらがある。 夜中に安眠できる場所が必要なのは鳥だって同じだ。 群れる鳥ではムクドリやスズメがよく知られている。 ツバメなどの渡りの鳥も群れてくると同じところにねぐらをつくる。 タゲリも夕方薄暗くなって群れて畑に固まっていたから、この…

冬の使者タゲリ

タゲリはわたしにとってはネタ中のネタである。 タゲリがいる間は、タゲリだけでも十分しのげる。 タゲリ自体のユニークで美しい姿態だけで絵になるし、なかなか満足いくショットが撮れないということがある。 たいてい泥田かせいぜい刈田のひこばえの中にい…

明日も鳥見日和

土曜の小春日和の午後、そろそろタゲリの入るころかなと県北の干拓地をのぞいてみました。 案にたがわずカラスに追われて舞い上がった白い羽が目に入りました。 辺りを見回すと、あちこちに総勢20羽ほどの群れが目に入りました。 いつもの水田と違って、こ…

ジョビ太の秋 バーダーの秋

せっかくだから季節感のあるショットを撮ってやろうと、昼休み、公園の紅葉が進んだ場所で何か来ないかと待っていると、気のいいジョビ太とモズ子が、いい場所でポーズをとってくれた。 撮り終えて、家でカメラをしまったり、着替えたり、靴を履き替えたりし…

キセキレイのいる清流

ここでカワガラスを撮ればいい絵になるだろうと狙いをつけていったのだが、警戒心が強いのか、バーダー慣れしてないのか、なかなか止まってくれない。 キセキレイだけは、嬉々として遊んでくれた。 この清流に一番似合うのはキセキレイには違いない。 水の清…

鳥見だって何が起こるかわからない

世界は常識人や専門家やエリートが思っているようには動かない。 いくらメディアやエキスパートが煽っても、その通りにはならない。 いってみれば、いつだって一寸先は闇だ。 鳥見だって同じことだ。 思うようにはいかないし、何に出会うかもわからない。 何…

待ち鳥来たらず

このところヤマセミの出が悪い。 いいとか悪いとかいうのは人間の都合で、ヤマセミにすれば何も出て来る義理はない。 でも何かあったんではなかろうかとやきもきはしているんやけんね。 オオタカにくわれたとか。 ヤマセミが来なくても、けっこういろいろな…

秋の水面とカイツブリ

カイツブリに食傷したら、七瀬川の水面をご賞味ください。 カイツブリの方には目をつぶっていただいて。 そんなことをいうとカイツブリに恩知らず、似非バーダーと恨みごとをいわれるので、ハイハイ、やっぱりこの水面にカイツブリこそ秋の七瀬川の風物詩で…

近いところのカイツブリ

いまさらカイツブリでもないんだが、こちらから出かけていかなくても、すぐそこにいてくれるんだからありがたい。 平日の昼休みに、ちょっと手持ちで出かけると、向こうから道路下の川べりで、羽づくろいをしながら待っていてくれる。 いい年をして、俺は何…

頼りにしてまっせジョウビタキ

この秋ジョビちゃんの声を初めて聞いたのは、10月の終わりのことだった。 姿は見えなかったが、ヒーヒーという鳴き声に秋の深まりを感じる。 何度か公園に足を運んで、鳴き声のする方を探すと、あちこちで縄張り争いのバトルをする姿が見て取れた。 やがて…

捨てがたい鳥たち

週末バーダーは何だってネタにしなければならない。 一応鳥ネタ優先だから、全部が全部旬というわけにはいかない。 一ネタでしのぐにしても何か一味新味が欲しい。 同じところのネタを回しているのだから、代わり映えしないのは当然だが、川の流れと人の世は…

アオサギの文化

サギ界ではアオサギは大きな顔をしている。 七瀬川界隈でも、ミサゴやトビのエサを取り上げるくらいで、オオタカの次くらいの序列を保っている。 バーダーには鼻もひっかけられないが、それでもときとして意表をつくパフォーマンスを披露してくれる。 静かな…

ミサゴの昼餉

何も来ないと腰を上げかけたころ、対岸に影が過ったので見上げると、もともとミサゴ席だった止まり木に食べかけの魚をつかんだミサゴが止まっていました。 ネットからミサゴまで40メートルほど、こんな距離からミサゴを撮れる場所はめったにありません。 若…

一番乗りはカイツブリ

夜明け前からヤマセミ基地にこもっていると、最初に聞こえてくるのはカイツブリのピーピョロロロロ・・という長いトリルである。 それが止んでしばらくすると、ピィッ・・ピィッと高い鳴き声が聞こえて、薄暗い川面を探すと、カイツブリが潜りながら上がって…

七瀬川春夏冬秋の鳥見かな

これ俳句な? 季語は秋です。 春夏冬は秋ない=飽きないと読みます。 四季を通じて飽きることのない七瀬川で過ごす時間よ。 昨日も朝の6時から夕の5時まで、たっぷり充実した時間を過ごしました。 (;´д`)トホホ。 午前7時久しぶりにヤマセミ♀が通り過ぎ…

ベップニイテモリュウキュウサンショウクイ

公園なら、まず、カラ類の群れを探すといい。 カラの混群には、シジュウカラ、エナガ、ヤマガラ、メジロ、ウグイス、コゲラ、リュウキュウサンショウクイなどが常連だが、ときどきキクイタダキやムシクイのような一見さんが交じることがある。 それは混群が…

雨ときどきコゲラ、メジロ、リュウキュウサンショウクイ

鳥のやることはわからないとよくいわれる。 だから鳥見はギャンブルみたいなものだともいわれる。 追いかけ回すのは愚の骨頂である。 だから一か八か、ただ待つのだが、相手にはそんなことにかまける頓着はない。 きれいな旅鳥にはなかなかツキが来ない。 安…

雨もいらない情けもいらぬわたしゃも少し陽が欲しい

雨が降ると、鳥見の条件は悪い。 しかし、鳥だってルーチンはこなさなくてはならないから、雨が上がったり、小止みになれば、とたんに動きがよくなる。 そういうことなので、どんな天気だって鳥見ができないわけではない。 雨の中を果敢に出てくれる鳥だって…

カラスザンショウの誘い

カラスザンショウの実が熟れると、人の目には見えない、鳥だけを引き寄せる光を発して鳥を導く。 人の目には黒くしか見えないが、鳥には、その紫外線域の色がちゃんと区別できる。 高い空中からでもその色を感知して、やすやすと餌を見出すことができる。 そ…

黄色エレジー

黄色エレジーと聞いてあがた森魚という人は旧い。 それは赤色エレジーじゃ。 赤色で腰巻を連想するのはもと好色の腰折れじゃ。 黄色と聞いてゴールデン・ハーフというのは太宰じゃ。 黄色と聞いてキビタキというのはセクハラじゃ。 雨色と聞いたら、これから…

Birding In The Rain

まさか週末バーダーを狙い撃ちしているんではなかろうが、この夏以来、鳥見はいつだって雨である。 別に雨で文句をいってるわけではない。 でもやっぱり雨だと鳥の出は悪いし、機材の取り扱いにも難儀する。 暗いと色は出ないし、SSは落ちるし、ISOは上がっ…

ダイシャクシギが好き

ここでダイシャクシギ、ホウロクシギが見られないとがっかりする。 地元ではめったに見られないし、第一かっこいい。 滑稽だと思う人もいるかもしれないが、究極の進化形としての無駄のない機能美にあふれている。 バランスのとれた品格さえ備えている。 生…