いきあたりばっ撮り

カメラを抱いた渡り鳥

2015-01-01から1年間の記事一覧

ついに?ハゼセミ

でもね、6時半からヤマセミ基地にこもって、曇ってるせいでまだくらい7時前にはもうオスが来てしまって、SSは上がらず、AFも遅くて、残念なショットが多かった。 ハゼの紅葉もミサゴ席はもう盛りを過ぎていてちょっとしょぼかったし、もう1本にも移ってく…

チョウゲンボウのやさしい狩り

メスのチョウゲンボウが狩りをしているところに出会った。 チョウゲンボウはネズミの尿が発する紫外線が見えるので、そちらを目印に獲物を探すことができる。 で獲ってきた獲物を食べていて、羽のようなものが落ちていたので鳥かなと思ったが、拡大したらカ…

ツルシギ 冬モード ランウェイ

なんとかの一つ覚えで足が赤けりゃアカアシシギと覚えていたが、少し調べたらちょっと違う。 冬羽のツルシギはアカアシシギと間違いやすいとある。 1つの鑑別点は嘴の付け根の上下とも赤いのがアカアシシギで下だけ赤いのがツルシギだと。 いつも越冬のツル…

晩秋のエナガ

エナガはかわいいけどインパクトに乏しい。 チョコマカ動きまわってピント合わせが難しい。 ただ人懐っこいというのか、人を気にせず近くを通っていくことがある。 公園はまだそれほど紅葉は進んでいない。 彩りの見えるところを探して待っていると、ガラ類…

チョウゲンボウの季節

チョウゲンボウは冬の季語だ。 冬鳥ではあるし、二十四節気ではすでに冬だけど、実際の感覚では晩秋を知らせる風物詩だろう。 県北の干拓地でよく見かけていたが、ほかのタカがやってくると姿を消していく。 小さな愛らしい猛禽だけど自分も小鳥や小動物を食…

杓と箆

奇妙な嘴の、それも極端に長い嘴の鳥が好きなのだ。 それならダイシャクシギ(ホウロクシギも)とクロツラヘラサギ(ヘラサギも)が双璧だろう。 愛嬌のある規格外れのアンバランスな格好でいて、その採餌や飛翔のスタイルはむしろ優美で機能美という鳥にあ…

昼下がりの事情 (大授搦花鳥海岸)

ものには潮時というものがある。 鳥見でも大事なのは潮時である。 それをとことん教えてくれたのは、わたしをここに導いてくれたH先輩である。 不肖の弟子は何も学ばず、相変わらず同じ過ちを繰り返す。 大授搦、南面した干潟、おびただしい野鳥の群れ、バー…

カササギの道

カササギはカラスの仲間だが、羽の色相も綺麗でなかなか風格がある。 地元のひとはちゃんとカチカチ鳴くんでカチガラスと呼んでいるんで、また別の見方をしているんだろうか。 佐賀にいけばそこここで見かけるが、街中の電柱だったり、街路樹だったりで、す…

飛べ飛べタゲリ 空高く

見上げるタゲリは美しい。 もちろん奇妙な冠羽や構造色の雨覆いの立ち姿もいいが、ゆるやかに羽ばたく裏羽の白さは優雅で秋空に似合う タゲリの群れの飛翔は宿願のひとつであるが、まだ満足のいくものは撮れていない。 県北で出会うチャンスが多かったが、休…

遠出してタゲリですが、何か?

同じ轍を踏むバカバーダーです。 前回同じ潮時に東与賀に出かけて成果がなかったのに、天気がいいからとまた高速に乗ってしまいました。 陽は高いし、潮は遠いし、絵にならないのはわかっていましたが、バーダーというのはそういう風に動いてしまうものなの…

カワセミの八羽一絡げ

カワセミを撮るとき少しばかりの後ろめたさがある。 カワセミならいながらにして撮れるし、そこそこの絵にはなる。 ただそれは自分の力で撮ったのではないという忸怩たる思いが消えない。 仲間がお膳立てしたポイントで腰を下せば、はい、一丁あがりというお…

ジョウビタキの歌

ヒー・カッカッ・ヒーヒー・カッカッカッカッというジョウビタキの鳴き声が聞こえると秋の深まりを感じる。 今年もジョウビタキがやって来る季節になったかと、ジョウビタキのジョウはそういう意味の常である。 オスのイメージからきた白髪頭の老人の意の尉…

アオサギにもサクラにも罪はない

狙いはハゼミサゴ、ハゼセミである。 そのための高い位置のミサゴ席、ヤマセミ飛込み台である。 こういう位置に止まり木がセットされたのを最初見たときは、一種のカルチャーショックだった。 鳥は追うものではなく招くものであるという発想。 川の中には水…

戦跡とシチメンソウとクロツラヘラサギ

鳥ネタの少ない時期は県北の海岸や干拓地を回る。 人の思惑など度外視の旅鳥がいたり、迷鳥がいることもある。 広大な干潟は鳥ならずとも生態系の維持エリアだろう。 時には鳥の姿が途切れることもある。 それでも丹念になぞれば、意表をつく光景に出会う。 …

水に遊ぶキセキレイ

ネタとしては代わり映えしないキセキレイだけれど、困った時のキセキレイ頼み、鳥ネタブログのセーフティネットでもある。 オシドリをものにできずすごすご帰る道すがら、残照の中を川面を飛び交うセキレイの姿に、つい未練がましくレンズを向ける。 上流ほ…

渓流に映える鳥

先週の祝日オシドリ狙いで出かけた清川だったが、動いたのはこのカイツブリだけだった。 でも水清くして魚の影は見えず、何を食って生きているのかしらん。 水中の動きはやはり魚を追っているような気配だから心配はいるまい。 案外ヤマメやイワナの豪華版だ…

捕る食うだけが人生だーカワセミ

鳥の色覚は広汎な波長を感知する4色型色覚だからかどうか、水中の獲物を見通す能力は驚くべきものだ。 朝暗いうちから、また雨で水が濁っているときでも、獲物が見つけられる。 遠くが見えるわ、夜目が利くわ、可視領域が広いわで、鳥と人では見る世界が違…

カワセミの「アラ見てたのネー」

ともあれアユセミは目標ではあるが、カワセミだって獲物をくわえて来れば御の字である。 もちろん図鑑写真と誹られるショットより、水しぶきとのコラボの方が見栄えするが、まだダイブをものにできるほどの腕がない。 そういうショットは餌場を特定し、当て…

オシドリは奥嶽川で

日曜の午前中、ヤマセミ基地でカワセミと接近遭遇したので、あと2、3品をオシドリやカワガラスで埋められたらとの魂胆で、久しぶりの豊後大野に向かった。 それほど鳥影が濃いところではないが、山紫水明の地に遊ぶ野鳥は何だって絵になるし、そこに身を置…

カワセミ便り、否、頼り

日曜朝新設下流ヤマセミ基地に入った。 ヤマセミは上流で鳴いただけ。 カワセミは通過するだけ。 もったいないので近くにあった枝を砂洲に立てた。 するとすかさず止まって、真下の浅い溜りで漁を始めた。 メダカのような稚魚なので腹の足しにならないのか、…

イソヒヨドリの赤い玉

最後に赤い玉が出て打ち止めという伝説がある。 イソヒヨドリの場合これは単なるピレットだと思うが、赤い訳が分からない。 赤い玉を拾って飲み込んだのかもしれないが、それが打ち止め玉ということもないだろう。 尿管結石が出るときは相当痛いらしいが、赤…

近場のニュウナイスズメ

ネタ不足をボヤいているのを見かねてか、ナチュラリストのFさんから、申し訳なさげに「ニュウナイスズメですけど、豊岡の田んぼにいますよ」との情報をもらった。 すぐに昼間の空いた時間にのぞいてみたが、車で流しただけでは見つからなかった。 土曜に、前…

上人ケ浜のカワセミ

カワセミを清流の宝石というのは一面の真理でしかない。 まあ汚い水路やゴミだらけの海岸にだっているからね。 カワセミをきれいに撮るには、シチュエーションを選び、そこに止まり木や石を置いてやることである。 餌は小魚を食ってるところの方が、ザリガニ…

イソシギの意気地

更新すると思えばどこまでやるさ。 それがバーダーの意気地じゃないか。 ネタが廃ればブログは止めだ。 なまじ止めるな凌ぎネタ。 イソシギ「バカにすんない、誰もこっちから頼んだわけじゃねえ」 バーダー「すんません、よく見りゃ並みの中でした」 イソシ…

エゾビタキがいた頃

旅鳥の逗留期間は短い。 休養と栄養補給のためのほんの数日だろう。 ただ、次の個体が交代して入れば何日か続けて出会うこともあるし、気長な種もいないことはない。 これが不確定なコースで通過してゆくのだから、週末バーダーには出会いは狭き門というか、…

Southern came white

高校生のころ、同級生にこれ訳せるかといわれて、正確には憶えてないが、 You might think but today no hot fish. というようなでたらめな英文を示された。 よう分からんというと、 言うまいと思えど今日の暑さかな だと。 地団駄踏んだ。 というわけで Sou…

掃き溜めのシギ

干拓地の遊水池にセイタカシギ、アオアシシギ、クサシギがいた。 ここは循環することが少ない溜まり水なので、水が汚れヘドロや藻やゴミが溜まりっぱなしで何かお気の毒である。 あまり気が進まないが、健気なシギに罪はない。 なるべくきれいに撮るのがバー…

ジョビちゃんいらっしゃ~い

今年の初ジョビちゃん出会いは先々週の土曜だった。 そのあと公園を探したが、南下中だったのか鳴き声も聞こえなかった。 それがこのところ公園に行けば定位置で出会う。 そろそろ縄張り宣言が始まったようだ。 ジョビちゃんのカチカチ音は秋の深まりを教え…

通りすがりの秋

先週末、シギチでまとめてネタを仕込もうと勇んで大授搦に出かけたが、中潮でも満潮とはいえ波打ち際ははるか彼方。 おまけに真昼の晴天では、渡りもピークを過ぎた逆光の昼寝どき、あきらめて有明干拓に足を延ばすが鳥影なし。 いつかもこんなことはあった…

ミサゴの肖像

ミサゴを擬人化したくないけど、その凛々しさの割にヘタレである。 ひとりぼっちミサゴ席に立った姿はまさに孤高の狩人であるが、なん度も狩りに失敗した挙句、やっと獲ったかと思うとカラスやトンビに追い回されて油揚攫われる様は、猛禽とよぶのも躊躇われ…