いきあたりばっ撮り

カメラを抱いた渡り鳥

2013-05-01から1ヶ月間の記事一覧

マジックアワー

何も考えてない。 ただ出会えたうれしさに闇雲にシャッターを押す。 十分考える時間はあったけど、考えたことが役に立つという保証はない。 憧れの人に出会えたときに一言も発せないように、頭の中は真っ白でアカショウビンの赤い色だけを追いかけていた。 …

アカショウビンと呼ばないで

野鳥は人を見分ける。 すべての感覚が人の何倍も優れているから、当然といえば当然かもしれない。 対して人にはまず野鳥の個体識別は無理だろう。その種だっておぼつかないのに。 だけどわたしが尊敬する「名人」にはそれができる。 ヤマガラなど1羽1羽に…

緋が招く

5月は延べ6日間を霧島山麓で過ごした。 鳥見が目的だったけれど、緋の鳥に出会えなかった5日間もまた十分至福の時間だった。 高千穂峰の麓、湯之元温泉から眺めた新燃岳の夕焼け、暗くなるにつれぽつりぽつりと点いて来る村の家々の灯り。 御池キャンプ場…

カエルコール

朝の林道の樹間を抜いて「ピュロロロローッ」のビブラートが遠くから聞こえていた。 薄暗い観察小屋に落ち着き、その声の近づくのを今か今かと息を凝らして待ち続ける。 観察窓の後方から聞こえていた声が時計回りに近づいて、やがて途切れたときにベテラン…

オニヤンマの親子に捧げる

アカショウビンはバーダーの通過儀礼である。 カワセミ、ヤマセミ、アカショウビンと、日本で繁殖する3大Kingfisherを制覇すれば一端のバーダーと称される。(ホントか?) そしてやっとわたしもバーダーの端くれとなった。 思えば長く厳しい道程であった。…

夏鳥はまだ

今年はまだ夏鳥をいくらもクリアしていない。 クリアというのは文字通りクリアに解像したショットをものにすることだ。 それには望遠だって20メートル以内くらいまでは近づきたい。 キビタキ、オオルリ、サンコウチョウといった魅せる鳥たちだが、ちょっと…

イソシギもおるでよ~

鳥見を始めて最初のころにはよく写した。 イソシギというのは学生の頃リズに憧れて見た映画のタイトルだったが、イソシギという名に込められた題意はさっぱり判らずじまいだった。 イソシギは磯の鳥ばっかりではない。 撮っていたのは海から何十キロか遡った…

♪あした河口をさまよえば~

寄藻川の河口でソリハシシギの姿を見ることが多い。 旅鳥だから群れで来ることもあるが、小群がいつ見てもいるような気がする。 繁殖地ではないので移動する群れが次々と入れ替わっているだけかも知れない。 細く反り返った嘴がなんとなく華奢で小生意気な少…

♪あした浜辺をさまよえば~

群れているから千鳥というはずだけど、シロチドリは単独で見かけることが多い。 歌にもあるように(ほんとか?)はぐれ千鳥なんだろうか。 ここらで繁殖しているんだけど。 波と戯れているように見えるけど、砂だけの波打ち際にも結構いろんな生物がいるらし…

ゴイサギに赤はない

この週末、アカショウビンを撮りにいこうかどうか迷っている。 なにしろ高速で4時間半だから、娘が血圧を心配してくれるのも無理はない。 雛が育った頃の方が当たりの確率は高いのかもしれない。 でも前回の連敗を早くカバーして落ち着きたい気持ちも強い。…

赤い鳥の便り

鳥頭狗肉の書庫に入れた方がいいかもしれないけど、残念ながらタイトルと画像は一切関係ないのです。 昨日連休中御池野鳥の森でご一緒したIさんから、10ショットものアカショウビンの垂涎ショットが届きました。 わたしが身動きできなかったこの週末4日間…

アオアシシギ夏羽

ムナグロがいた川にアオアシシギがいた。 少し前にみたのと感じが違うのでなんだろうかと迷った。 鳥はオスメス、成若、夏冬で色柄が変わるので覚えるまではなかなか分かりにくい。 アオアシシギは足の色と嘴の反りでなんとか分かる。

チュウシャクシギが飛ぶ風景

S浜はシギチが近くで撮れるポイントです。 ネタに困ればここにいけば、渡りの時期は何かシギチがやってきます。 チュウシャクシギは数週間ここでみられます。 満潮時には足下までやってきます。

チュウシャクシギのいる風景

海岸部にはチュウシャクシギがあふれています。 できるだけきれいな明るい場所で狙ってみましたがどこにいっても写し辛い鳥でした。 なにかわからないものもありますが、鳥がいる風景は気持ちが和みます。

掃き溜めのセイタカシギ

呉崎干拓の遊水池のハシビロガモやコアジサシでも撮っておこうと回ってみたが逃げられてしまった。 遠くに白いものが見えて、そっちにいくとセイタカシギとツルシギがまだ逗留していた。 ここに棲み着いたみたいなツルシギに同情したのかな。 貯まり水に掃き…

ケリの子育て

ひと月前に番でいたケリ、そろそろ雛が出た頃かといってみました。 見かけたのは2番でしたが、去年はもっといたので、まだ抱卵中のものもいるかもしれません。 同じ場所から動こうとしない番は多分子育て中に違いない。 草むらの中かな。 どこにいたの。 蛇…

アキラの追っかけ

♪燃える男の赤いトラクタ~、亜麻色の髪の乙女が追っかけていました。 何、分からん? 陽翔パパに聞いてみよ。

寄藻川の川面のソリハシシギとキアシシギ

県北のシギチは、ハマシギ、ダイゼンはもう抜けたのか姿が見えず、チュウシャクシギとキアシシギ、ソリハシシギなどがパラパラといるだけでした。 寄藻川は干潟に泥を運ぶ川です。 河口はいつも濁っているように思っていましたが、でも朝の上げ潮どきの川面…

もう来たかなアカショウビン

毎年5月の10日ころまでには姿を見せるという御池のアカショウビン、気は逸るけど確かな情報が入るまではじっと我慢するしかない。 それに地元だってこなしたいネタはメジロ押しだ。 でも肩すかしは食ったけれど、御池の印象は素晴らしかった。 何も来ない…

大収穫(^^;)キバシリの証拠写真

観察小屋のアカショウビン狙いの窓側には、滅多にほかの鳥は来ないらしい。 けれどもシジュウカラやヤマガラ、コゲラくらいは水浴びにやってくる。 食指が動かないというだけだ。 カケスの姿が横切ることはあるけれど、遠くて木の陰だから、なかなかつかまら…

一ツ瀬川河口のコアジサシ

一ツ瀬川河口は一度は訪れてみたかった探鳥ポイントでした。 霧島にいくついでに今後の下見に立ち寄ってみました。 ガイドブックにあるごとく右岸の方から河口を見渡してみました。 なにか鳴き声がするのですが、姿は捉えられません。 中の島の浅瀬に降りる…

オオヨシキリの朝

連休の遠征はアカショウビン1本狙い、確率は五分五分と踏んで、途中鳥影を探しては保険を掛けながらいきました。 佐伯の女島ではオオヨシキリしか出会いませんでした。 でも朝日を逆光にしてなんとか1ネタできたような気がしたんですが・・・

塵埃ショット呼ぶ勿れ シギチの群れ完結編

予々、沖を飛んでいるチドリらしき鳥の群れをなんとかものにしたいと思ってきましたが、遠いこと、AFが遅いこと、飛びものの捕捉法などいくつもの問題と別に、いつどこでということが最大の難題でした。 偶然運良くシギチが屯する浜に行き当たり、このシーズ…

アカショウビン4番勝負完敗記

宮崎県霧島山系の御池野鳥の森はアカショウビン飛来繁殖地としてバーダーの憧れの地、この4連休を利用してたっぷり鳥見(?)を楽しんできました。 成果をひけらかしたいところですが、あんまりバーダーの影がなかったところをみると、気の早い人たちの様子…

シギチが浜にやってきた

干潮時には干潟の沖にいっているシギチも満潮時には残された浜や浅瀬に寄り集まってきます。 シギチの華麗な空中ショーの趣です。

モズが芽吹木で鳴いている

コムクドリを狙っている枝にモズが来ます。 だからコムクが遠くなる。 何の変哲もないモズで、かみさん曰く塵鳥をカムフラージュせにゃならんこの辛さ。 P.S. これからこの4日間、ネタを仕込みに遠征します。 行き当たりばっ撮りなんですぐに帰るかもしれま…

続、また、まだまだ塵鳥

わたしがこれ撮っているところに他のバーダーさんが通りかかったけど、「やりますか」「いえ、やりません」とのことだった。 やっぱ、塵と思っているんだろうか。 塵芥の中に降りてればいっしょかな。 飛んでりゃいいでしょ、飛んでりゃ。 それはまた、続編…

ムナグロの小群

宇佐の西部の川べりで成若のムナグロが6羽、ゴカイなどを採っていました。 ほかにもキアシシギやソリハシシギ、タシギなどが単羽でいました。

今津の浜のシギチ

満潮時には段々残された浜にハマシギ、ダイゼンなどの群れが集まってきます。 群れの遠景ショットは評判が悪いので、まずはできるだけ近景のものから。

コジュケイ 声はすれども姿はチラリ

山道でよくコジュケイと出会うが、すぐに繁みに逃げ込んでカメラに収めるには難物だった。 フロントグラス越しに捉えたことや、繁みに駆け込む尻は撮ったことがある。 夏場はいつもピーチョロ、ピーチョロ(聞きなしはチョット来いチョット来い)喧しく鳴い…